2021着狂い振り返り① 腕時計

こと服について、物持ちのいい人間である。はず。

 

Tシャツなどはヘビロテしすぎて潰すため、2シーズン程度で何枚か入れ替えるが、パンツやアウターは一度買ったら長く使う。

どれくらい長いかというと、10年単位。手元にある一番の古株は、中学生時代に買ってもらったbeams kidsのカーディガンなので、20年。次点は高校時代に買ったバッファローチェックのピーコートで18年程度である。

オン用で必要になったから買う以外では、基本的に入れ替えるまで着続ける。最新の新顔が2019年に買ったビジネス用のフーディコートだが、ダウンは知り合いからアバクロを降ろしてもらうまで、10年同じディーゼルのダウン(古着)を使うレベルである。

とかく流行に興味がなく、自分が面白いもの一点での一目惚れで買うため、着回しが長く、キャラ付けが出来てしまうレベルで買い替えないので、おしゃれ、ファッション自体は大好きなのだが、服を買うタイミングがないのだ。

というか、買い替えのスパンが異常に長い。

 

だが、当然お気に入りでもヘビロテなので、流石にダメージで誤魔化せる範囲では無くなってきた。前述のカーディガンは伸び切って袖口がほつれ、ダウンはところどころに取れない汚れや破れが出てきてしまった。

これは、と入れ替えを画策して服を探していたのだが、子供が生まれるという人生の一大ターニングポイントがあったことで、それに向けて必要なアイテムが目に入ってしまい、視野が広がった事で連鎖的に欲望が爆発して、2021年後半は15年ぶりのファッション狂い、着狂い、バーサーカーモードに突入してしまった。

終わりに差し掛かった今になって、次のスパンに向けた反省として、振り返りをしようと思う。

 

  • 腕時計

全てはここから始まった。

高級時計には全く興味がないのだが、腕が太いためビッグフェイスが基本となっていたので、貰い物と合わせて何本かは持っていた。

①オン用アナログ→FOSSILの腕時計、オメガ(どちらも貰い物)

②オンオフ用スマートウォッチ→DIESEL ON(初代)※欲しすぎて嫁に頭下げて買った

③オフ用スマートウォッチ →フランク三浦(初代)

が、スマートウォッチの充電が必要なところがずっと気になっていて、更に防災の観点から「電池切れの心配が少ない」時計、更に娘との生活を考えて「いつでもつけられるオフ用」の必要性に駆られたのだ。

そもそもデジタルはあまり好きではないので、アナログで考えていたのだが、結局辿り着いたところは御多分に洩れず、G-SHOCKのアナログラインとなった。堅牢性、防水性、サイズ感が決め手だった。

じゃあどれにしようか、となった時に、2万円以下のものを幼く感じてしまった。こうなると私はもうそのラインが見えなくなるので、5万円オーバーのモノが欲しくなってしまった。悪い癖である。

何ヶ月もサイトを見て、どうしても家から出なくては行けない時を使って店舗を見に行ったりした結果、いくつか候補はあったが絞り切れなかった。

こういう時に私が使う基準は「嫁」である。

嫁は、私のファッションセンス自体は何も言わないし逆に気が合うのだが、なぜかピンポイントで気が合わない時がある。前述のバッファローチェックのピーコートは捨てろと言うくらい嫌いなので、最近は滅多に着れない。

嫁の気が向かないものを排除しておかないと、気兼ねなく使えない事もあるので、迷ったら嫁の判断を仰ぐこととしている。

 

誕生日を待ち、プレゼントはいいから時計を買う許可をくれ、と言って、隙間を見てビックカメラで実物を見比べてもらった。結果、見るだけの予定だったが2人で方針がガッツリあったので買ってしまったのがこちら。

定価8万。ビックカメラでも6万の逸品。私だけでは3種まで絞っていて、その中で1番高いやつ。が、嫁は「これがいい」と逆に譲らなかった。

ビックカメラのポイントと楽天ペイのポイント利用を駆使して、3万円で購入できた。我ながらいいポイントの使い方だと思う。

それなら、と嫁が誕生日で買ってくれた。嬉しかった。

 

でも、これを買ったことが「娘との生活で必要なら」という言い訳を作ってしまったという。

 

長くなったので続く。

2021着狂い振り返り②古着漁り - 器用貧乏の備ん忘録